A8 新型の自動運転技術を評価、アウディが最も革新的なプレミアムブランドに認定

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アウディ A8 新型
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  • 「2018自動車イノベーションアワード」の授賞式に出席したアウディの技術開発担当、ピーター・メルテンス取締役(中央)

アウディは6月12日、「2018自動車イノベーションアワード」において、アウディブランドが自動運転と安全面で最も革新的なプレミアムブランドに認定された、と発表した。

2018自動車イノベーションアワードは、ドイツの「Center of Automotive Management」が主催し、最も革新的な自動車ブランドを選び出すもの。およそ60のブランドの1296の新技術を対象に、審査が行われた。

今回の受賞において高い評価を得たのが、新型アウディ『A8』に採用された市販車としては世界初のレベル3の自動運転技術。新型A8の「アウディAIトラフィックジャムパイロット」は、中央分離帯のある高速道路を60km/h以下で走行している時、ドライバーに代わって運転操作を行う。センターコンソールにあるAIボタンを押すことで、この機能が有効となる。

トラフィックジャムパイロットは発進、加速、ステアリング、ブレーキの各操作に対応。ドライバーはこれらの操作を、見守る必要はない。ステアリングホイールから手を放すことも可能。その国の法律で許されていれば、車載テレビを視聴するなど、運転以外の行為を行うことができる。ただし、自動運転システムが機能の限界に達した場合には、すぐドライバーに、運転操作に戻るよう通知される。

新型A8では自動運転中に常時、セントラルドライバーアシスタンスコントローラー(zFAS)が、各種センサーからのデータを照らし合わせることで、車両周辺の状況を導き出す。レーダーセンサー、フロントカメラ、超音波センサーに加えて、レーザースキャナーも採用している。

《森脇稔》

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