ヤマハ発動機は1月16日、ビジネススクーター『ギア BX50』などの燃料タンクに不具合があるとして、国土交通省に改善対策を届け出た。
対象となるのは『ギア BX50』『ギア BX50N』『ギア BX50S』の3車種で、2017年3月10日~9月27日に製作された4115台。
燃料蒸発ガス排出抑止装置(キャニスター)につながるパイプの形状が不適切なため、燃料満タン時にサイドスタンドで停車をするなど、タンク内で燃料の液面が揺れた際に、当該パイプからキャニスターに燃料が流入することがある。そのため、そのまま使用を続けると、キャニスターに燃料が溜まり、エンジンに濃い燃料が供給されてエンジン不調となり、最悪の場合、走行中にエンストするおそれがある。
改善措置として、全車両、燃料タンクを対策品と交換するとともに、キャニスターを新品と交換する。
不具合は4件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発覚した。