「肩肘張らず気軽に乗れる」とドゥカティに新風をもたらした『スクランブラーシリーズ』に1100が登場する。ミラノモーターサイクルショー(EICMA)にて『スクランブラー1100』が発表されたのだ。
丸みを帯びた共通イメージの車体に最高出力86psを発揮する排気量1079ccの空冷L型2気筒エンジンを積み、ライディングモードで「アクティブ」「ジャーニー」「シティ」という3つを設定できるほか、ボッシュ製コーナリングABSやトラクションコントールといった電子制御も搭載される。
メーターもフルデジタル式で、各種情報、電子制御のインジケーターはもちろんギヤ段数を表示するなど最上級モデルに相応しいもの。ホイールサイズはフロント18インチ、リア17インチで、倒立フォークはマルゾッキ製、リアショックはKYB製だ。
エキゾーストパイプをクローム仕上げとし、上質なアルミ製フェンダーを備えるなど豪華装備を誇る「スクランブラー1100スペシャル」も選べるほか、サスペンションを前後オーリンズ製のフルアジャスタブル式とした「スクランブラー1100スポーツ」も設定され、スタンダードと合わせ計3タイプが用意される。
それぞれに専用シートが与えられ、ホイールもスペシャルではクロススポーク仕様とするなど差別化が図られている。日本には2018年7月導入予定。これで「スクランブラー」シリーズは400、800、1100という強力布陣となった。