【レクサス CT200h 試乗】中途半端さを払拭し、レクサスらしくなった…諸星陽一

試乗記 国産車
レクサス CT200h バージョンL
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レクサスブランドのなかでもっともリーズナブルなモデルとなるハイブリッド専用車の『CT200h』がマイナーチェンジした。

レクサスCTはベースモデルが377万円。試乗車のバージョンLはちょうど100万円アップの477万円というプライス。システム的に共通性のある『プリウス』の最上級「Aプレミアムツーリングセレクション4WD」が約340万円、『カムリ』の「Gレザーパッケージ」が約420万円なので、ハイブリッドモデルを考えている人にとってはショッピングリストに載せても問題ないモデルと言える。

マイナーチェンジされたレクサスCTは、スピンドルグリルのデザインを変更。ヘッドランプの形状も変更となり、より高級感があふれるものとなった。インテリア面でもナビモニターを10.3インチに大画面化したほか、内装材の変更を行い、エクステリアに負けない高級感が与えられた。

CTはレクサスシリーズとしては少し中途半端なイメージのあるクルマだったが、このマイナーチェンジによってグッとクラス感をアップして、レクサスらしさを増した。今回のマイナーチェンジでは走りに影響するような部分、シャシーやエンジンの進化は発表されていないが、乗ってみると全体としてのまとまり感がアップしているのを確認できる。

今回のマイナーチェンジでは、予防安全パッケージの「レクサスセーフティシステム+」が標準で装備された。「レクサスセーフティシステム+」には、「プリクラッシュセーフティ」、「レーンディパーチャーアラート(ステアリング制御機能付)」、「オートマチックハイビーム」、「レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付)」が含まれるが、これらのマッチングのために多少の変更が行われ、その結果として乗り味のまとまり感に影響しているのかもしれない。

「レーンディパーチャーアラート(ステアリング制御機能付)」は、その名のとおりアラートがメインでステアリング制御機能は付属的な印象。アラートはステアリング振動タイプなので、同乗者に嫌な印象を与えることなく、状況を把握できるところがいいところ。

レクサスCT200hは5ドアといいう国産車では珍しいパッケージングを採用したことで、高いユーティリティ性能も確保。単なるプレミアムモデルではなく、実用性も高い。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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