トヨタ自動車が10月12日、国土交通省に届け出た新型『プリウス』のリコール(回収・無償修理)。このリコールが、米国にも拡大した。
今回のリコールは、駐車ブレーキの不具合によるもの。駐車ブレーキのケーブルの固定が適切でなく、車両の振動でケーブルが作動レバーから外れ、駐車ブレーキがかけられなくなるおそれがある。
日本国内でリコールの対象になるのは、21万2490台。2015年10月26日から2016年10月3日までに生産された車両が該当する。
10月12日、トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は、同様の不具合によるリコールを米国市場で行うと発表。米国では2016-2017年モデルの一部、およそ9万2000台が対象になる。
米国トヨタ販売は、対象車を所有する顧客に連絡。販売店において、ブレーキケーブルのダストブーツ先端部に、クリップを装着するリコール作業を行う。