米国のEVベンチャー企業、テスラモーターズのクロスオーバータイプの新型EV、『モデルX』。同車が販売済みの一部車両を、リコール(回収・無償修理)することが分かった。
これは4月11日、テスラモーターズが明らかにしたもの。「モデルXに関するリコールを、顧客に電子メールで通知した」と発表している。
今回のリコールは、シートの不具合によるもの。テスラモーターズによると、欧州でのモデルX納車開始前に行ったシート強度テストにおいて、モデルXの3列目シートの部品が外れる可能性が発見されたという。
この部品は、シートのリクライニング機構のロックヒンジ。テスラモーターズは、「衝突事故の際、リクライニング機構の部品が外れると、シートバックが前方に動く可能性がある」と説明する。
リコールの対象となるのは、3月26日以前に生産されたモデルX。すでに顧客に納車された約2700台が、リコールに該当する。同社は、3列目座席のシートバックを交換するリコール作業を行う。