ツインリンクもてぎを運営するモビリティランドは、女性ライダーを対象とした会員制度「Moto Girls Livika(モトガールズリビカ)」を4月1日に発足、会員の募集を開始すると発表した。
「Livika」は、MotoGP開催国の言葉の頭文字を合わせた造語で、「Li」はスペイン語の「Linda」(美しい)、「vi」はイタリア語の「Vivace」(イキイキとした)、k「ka」は日本語の「Kawaii/Kakkoii」(かわいい/かっこいい)にそれぞれ由来している。MotoGPのワールドワイドな世界観と、美しくイキイキと、そしてかっこいい女性をイメージしてネーミングされた。
抱(かかえ)高彦総支配人は「今までレースが中心でどうしても男性視点でのサーキット運営になりがちだった。今後もてぎを二輪の聖地のようにしていきたいが、そのためにはもっと女性ライダーにも訪れてほしい」と語った。3年前に発足した「女性視点強化チーム」を中心に、今回のモトガールズリビカが実現したという。
今年も10月15日に開催される「2016 FIM MotoGP世界選手権シリーズ 第15戦 MOTUL日本グランプリ」では女性ライダー1000人の来場を目標として、ツインリンクもてぎから情報発信はもとより、会員同士の交流の場として活発なコミュニティを目指す。今後さまざまなイベントが開催される予定だ。
入会資格は、「普通自動二輪以上の運転免許を持っている女性」。入会するとメンバーズカードが発行され、そのカードを提示することで、さまざまな特典が受けられる。ツインリンクもてぎのWebサイトまたは場内のインフォメーションセンターの窓口などで入会手続きが可能。4月1日から申し込みを受け付ける。
なお、Moto Girls Livikaアンバサダーには雑誌「MORE」の専属モデル落合恭子さんが就任。モデルの現場にも大型バイクで登場して周囲を驚かせているという。そんな落合さんは「免許を取得して今2年目。まだまだ正直ライディングテクニックにも不安があり、大きなイベントに参加できていない。Moto Girls Livikaは、就職や育児でオートバイのある暮らしから一度離れてた女性のカムバックの場になったり、私のようにライテクに不安があるような人も気軽に参加できる、女性ライダーにとって居心地のいい場にしていきたい。もちろんツインリンクもてぎは大きなレースを開催しているので、スポーツとしてのオートバイも、もっと多くの女性に知ってもらいたい」と語った。
アンバサダーである落合さんの会員番号は1番で、続く会員番号2番の下河原愛さん、3番の岸田彩美さんも2人も登場。下川原さんと岸田さんは、2015年シーズンまでツインリンクもてぎエンジェルとして活躍、彼女たちもこれからの活動を一緒に盛り上げていくという。