ワールドカーオブザイヤー(WCOTY)主催団体は3月24日、米国で開催中のニューヨークモーターショー16において、「2016ワールドグリーンカー」をトヨタ『MIRAI』(ミライ)に授与すると発表した。
ワールドグリーンカーは、ワールドカーオブザイヤー(WCOTY)の部門賞のひとつ。今回は2014年秋から2015年秋にかけてデビューした新型車の中から、最も環境性能に優れた1台を決定する。
条件は、2016年春まで生産と販売を継続しており、世界2大陸以上で販売していること。つまり、欧州専用車、北米専用車、日本専用車などは選考対象から外される。世界23か国、74名のジャーナリストに、環境技術の権威5名が加わり、投票を行う。
そして、2016ワールドグリーンカーは、トヨタの新型燃料電池車、MIRAIが獲得。同じく、トヨタの新型『プリウス』と、GMのプラグインハイブリッド車(PHV)、新型シボレー『ボルト』を抑えての受賞となった。
受賞に際して、米国トヨタ販売のビル・ファイ副社長は、「およそ20年前、プリウスが世界を変えたように、燃料電池車のMIRAIが、歴史を作ろうとしている」とコメントした。