レクサス、高出力燃料電池車を市販へ…2020年ごろ

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レクサス LF-FC
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2014年末、燃料電池車の『MIRAI』(ミライ)を発売したトヨタ自動車。今度は高級車ブランドのレクサスから、近い将来、高出力な燃料電池車が市販されることが確定した。

これは2月18日、レクサスが明らかにしたもの。「2020年ごろ、レクサスは高出力な燃料電池量産車を発売する」と公表している。

レクサスが考える高出力な燃料電池市販車とは、どのようなモデルになるのか。そのヒントとなるのが、レクサスが2015年10月、東京モーターショー15で初公開したコンセプトカーの『LF-FC』。

LF-FCは、将来のレクサスのフラッグシップカーをイメージしたコンセプトカー。レクサスのフラッグシップ車といえば、『LS』。LF-FCは、次期LSのプレビューモデルと見られる。

LF-FCでは、トヨタMIRAIのノウハウを応用した上で、走りの楽しさも兼ね備えた燃料電池車を提案。高出力のFCスタックとパワーコントロールユニットをエンジンコンパートメント内に配置。水素タンクをT字型に配置し、最適な前後重量配分を実現することで、優れた操舵応答性を確保した。

また、メイン駆動を後輪とし、前輪には、軽量かつ高出力のインホイールモーターを搭載した四輪駆動仕様。レクサスによると、前後輪の駆動力制御をきめ細かく行えるため、安全かつ高次元な操縦安定性を実現するという。

レクサスインターナショナルの福市得雄プレジデントは、「2020年頃、レクサスは燃料電池車を発売する。LF-FCは、このレクサスのコミットメントに沿うもの」とコメントしている。

《森脇稔》

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