【ミラノショー15】スズキ SV650/A 新型…ローRPMアシストやイージースタートで利便性向上

モーターサイクル 新型車
スズキ SV650/A
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いま開催中のイタリア・ミラノショーで発表されたスズキの新型『SV650/A』。日常用途での利便性をさらに高めたロードスポーツモデルへと進化した模様だ。

まず、新採用の「ローRPMアシスト」は、市街地走行などでの操作性を向上するもので、発進時や低回転域においてエンジン回転数を若干上げる新機構。

さらに「スズキイージースタートシステム」は、スタータースイッチを押し続けずにワンプッシュするだけでエンジンが始動する。

81×62.6mmのボア×ストロークを持つ645ccDOHCエンジンは、『グラディウス』譲りのV型2気筒をベースに、新排出ガス規制「ユーロ4」(欧州仕様車)に対応させたもので、出力と燃費性能を向上。ピストンのスカート部にスズめっきと樹脂コートを施し、メカニカルロスを低減し燃焼効率を高めている。

カタログ値は次の通りで、最高出力53.0kW/8,400rpm、最大トルク64Nm/6400rpmだったグラディウスに対し、新型SV650/Aでは、56.0kW/8500rpm、64Nm/8100rpmとなった。

70点以上の新作パーツとコンポーネントによって、グラディウスより8kg(ABS仕様車)の軽量化を実現したほか、足着き性も向上。コンパクトになった新ABSユニットを採用するなど、細部にわたるまでグレードアップが図られている。

新型SV650/Aは、11月20日~23日の名古屋モーターショーで展示される。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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