日産が公開したコンセプトカー3台のうちのひとつが軽自動車EV『テアトロ for デイズ』。真っ白な画用紙を想起させるこのクルマのターゲットは、「仲間とのつながりやシェアが日常的な次世代カスタマー」だ。「2020年以降に免許を取得する人たちに向けて提案する1台」と語るのは、同社グローバルデザイン本部プロダクトデザイン部クリエイティブチームリーダーの西川満生氏。「シェアネイティブ。つまり生まれたときからインターネットとデジタルデバイスといっしょに過ごす人たち」(西川氏)インテリアは、白いシートと、わずかな操作機器のみ。真っ白なインテリアをスクリーンに、さまざまな映像が表示される。「使い方はユーザー次第、大容量バッテリーを搭載し、いつでもどこでも自由に遊べて、自由につながれる。インストルメントパネルでゲームしたり、インテリアに色とりどり模様替えしたり。この軽自動車EVは、クルマではなく、デジタルガジェットという位置づけ」と同社は説明していた。また、西川氏は、こうしたクルマの展望について、「モニターや素材の進化によって具現化のスピードが変わる。メッシュ状のLEDが普及して、その耐久性が上がったころにはこうしたクルマが登場するだろう」と話していた。
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