スーパーフォーミュラ含むFIA国際格式イベント、2016年登録申請一覧をJAFが公開

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スーパーフォーミュラは来季も国内全7戦の見込み(写真は今季の富士戦)。
  • スーパーフォーミュラは来季も国内全7戦の見込み(写真は今季の富士戦)。
  • 今季SF第3戦富士の表彰式。
  • 今季はSFに参戦している#8 小林可夢偉。
  • 今季SF第2戦岡山の決勝トップ3会見。左から優勝監督の立川祐路、2位の小林可夢偉、SF初優勝を飾った石浦宏明。
  • 2014年のF1日本GP(鈴鹿)。
  • 2014年F1日本GPの表彰式。L.ハミルトンが優勝を飾った。
  • 2014年のWTCC日本大会(鈴鹿)。同大会は今季(2015年)からツインリンクもてぎでの開催に移行。
  • 2014年のWEC富士戦。

21日、日本自動車連盟(JAF)のサイト上にて、来季のFIA国際格式スポーツイベントのカレンダー登録申請一覧が公開された。これにより、2016年の4輪ビッグレースの日程が概ね見えてきたことになる。

登録状況は7月31日現在(一覧の書面としての発行期日は8月11日)。合計21のレース、ラリーが登録申請されているが、このうちの7つは先にシリーズ運営団体GTAから発表済みのSUPER GTの国内7大会である(既報参照)。SUPER GTは来季も国内7大会とタイ大会の計8大会でシリーズ構成される。

国内2トップカテゴリーのもうひとつ、スーパーフォーミュラ(SF)は来季も国内全7大会で、今回公開された日程をまとめると下記のようになる。なお、この内容によれば、シリーズ名称がこれまでの「全日本選手権スーパーフォーミュラ」から「全日本スーパーフォーミュラ選手権」に微変更される模様だ。

■2016年スーパーフォーミュラ
第1戦 4月17日 鈴鹿サーキット(三重県)
第2戦 5月29日 岡山国際サーキット(岡山県)
第3戦 7月17日 富士スピードウェイ(静岡県)
第4戦 8月21日 ツインリンクもてぎ(栃木県)
第5戦 9月11日 オートポリス(大分県)
第6戦 9月25日 スポーツランドSUGO(宮城県)
第7戦 11月6日 鈴鹿サーキット(三重県)
※日付は会期最終日、第7戦の大会名は「第15回JAF鈴鹿グランプリ」

SFと並行参戦する選手が近年多いWEC(世界耐久選手権)との日程調整等が今後必要になってくる可能性もあるため、上記は現段階では暫定の2016年SF日程ということになるだろうが、開催順序と時期は今季と基本的に同じである。SUPER GTの来季カレンダーと照らし合わせてみると、今季に比べてオートポリスやSUGOにおけるSFとSUPER GTの開催時期が分散化された格好といえ、ファンにとっては観戦プランを立てやすい状況になったと考えられる。

そして21イベント中の残る7イベントが、SFおよびSUPER GT以外の国際イベントになる。それらは下記の通り。

●FIA International Rally「Rally of Tsumagoi」(群馬)/1月29~31日
●ソーラーカーレース鈴鹿/8月5~6日
●WTCC もてぎ戦/9月9~11日
●APRC ラリー北海道/9月23~25日
●F1日本GP(鈴鹿)/10月7~9日
●WEC 富士戦/10月7~9日 or 10月14~16日 or 9月30日~10月2日
●アジアン・ルマン・シリーズ 富士戦/12月9~11日
※WTCC=世界ツーリングカー選手権、APRC=アジア・パシフィック・ラリー選手権

お馴染みのイベントが多いなか、目新しいのは1月の群馬開催のラリーだろう。こちらはJAF東日本ラリー選手権の一戦となっている(第何戦かは記載なし)。秋にF1日本GP等の国際レースが集中するのは例年同様だが、来季はSUPER GTのタイ大会が昨年同様のこの時期に戻ったため、全体として国内のレースカレンダーはバランスが取れた雰囲気だ。同大会が6月開催だった今季は入れ代わりで秋にSUPER GTの国内大会も集中する状況が発生しているが、こちらの解消も国内現地観戦派ファンには朗報だと思われる。

F1日本GPは10月9日決勝と、来季は10月に開催が戻る予定(今季は9月27日決勝)。なお、WEC富士戦は3つの日程が仮登録されているが、WEC全体の来季カレンダー発表の場が9月19日決勝の今季アメリカ戦になるので、そこまでに調整が進められるものと見込まれる。

ある意味では“レース大国”である日本。来季もハイレベルなレース&ラリーイベント目白押しのシーズンとなることは間違いない。

(※上記日程には今後の変更等の可能性あり)

《遠藤俊幸》

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