スバル(富士重工業)が5月22日、タカタ製エアバッグの不具合により、日本国内で届け出たリコール(回収・無償修理)。このリコールが米国にも波及した。
今回のリコールは、タカタ製の助手席用エアバッグのインフレータ(膨張装置)の不具合が原因。日本国内では、スバル『インプレッサ』が対象となり、2004年1月6日から2007年4月24日に製造された9万1151台が、リコールに該当する。
5月28日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)は、スバルの米国法人、スバルオブアメリカから、リコールの届け出を受けたと公表。日本国内と同じく、タカタ製の助手席用エアバッグのインフレータの不具合によるもの。
米国では、2004-2005年モデルの『インプレッサ』と、当時、スバルが提携していたGMの傘下のサーブにOEM供給されたサーブ『9-2x』が対象。2車種合計で、8万1100台が、リコールに該当する。
スバルとGMは、それぞれの顧客に連絡。販売店において、助手席用エアバッグのインフレータを交換するリコール作業を行うとしている。