トヨタ自動車は5月27日、レクサス『NX200t』などのアンチロックブレーキシステム(ABS)に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、レクサス『NX200t』、トヨタ『アルファード』『ヴェルファイア』の3車種で、2014年11月11日~2015年2月3日に製造された計1077台。
ABSの油圧調整装置において、構成部品の形状が不適切なため、圧入組付け時に樹脂製の異物が発生することがある。そのため、当該異物が油圧制御弁などに噛み込んでABS作動時に調圧が遅れて、走行安定性を損なうおそれがある。
改善措置として、全車両、ABSの油圧調整装置の製造番号を確認し、該当するものは良品と交換する。
不具合および事故は起きていない。社内情報により発見した。