ワールドカーオブザイヤー(WCOTY)主催団体は4月2日、米国で開催中のニューヨークモーターショー15において、「2015ワールドグリーンカー賞」をBMW『i8』に授与すると発表した。
ワールドグリーンカーは、ワールドカーオブザイヤー(WCOTY)の部門賞のひとつ。今回は2013年秋から2014年秋にかけてデビューした新型車の中から、最も環境性能に優れる1台を決定する。
条件は、2014年1月から2015年5月末まで生産と販売を継続しており、世界2大陸以上で販売していること。つまり、欧州専用車、北米専用車、日本専用車などは選考対象から外される。世界22か国、75名のジャーナリストに、環境技術の権威5名が加わり、投票を行う。
2015ワールドグリーンカーは、BMWが電動化技術に特化して立ち上げた新ブランド、「i」のプラグインハイブリッド(PHV)スポーツカー、i8に決定。同じくPHVのメルセデスベンツ『S550プラグインハイブリッド』、フォルクスワーゲン『ゴルフGTE』を抑えての受賞となった。
ある審査員は、「ガソリンハイブリッドのi8は、非常にクール。すべてのグリーンカーにとって、象徴的な存在」とコメントしている。