9年6カ月ぶりの一新。とはいえ先代を念頭に新型を目の当たりにしても区別がつきにくいほど。が、それは先代の評判が高かったことを意味するのだろう。とはいえ実車に試乗してみると、“中身”にはほぼ10年分の進化の度合いをひしひしと感じた。端的なのは走りの性能で、足回りが相当、しっかりしている。ホイールベースは今回30mm延ばされているが、十分にフラットで重厚とさえ言える乗り心地。“カーブ”での安定感もあるし、ステアリングはタイヤの接地感をキチンと伝え、落ち着きがある。登録車ミニバンの“ミニ版”…そんなイメージだ。試乗車はターボ。1名乗車の試乗だったが、4速ATとの組み合わせでまったく問題ない。シチュエーションに合わせ思い通りにエンジン性能を発揮させて走らせることができる。見渡せば室内のクオリティ、造りも満足がいく。操作スイッチ、小物入れからカーペットなどの仕上げのよさは、今の軽の水準の高さを思い知らされるほど。シートも快適な着座感で、ステアリングはチルト調節が効くのもいい。どこに何を入れたか忘れてしまいそうなほど(!)豊富なポケット類は実用的。テールランプをバンパーに追いやって開口幅を広げたバックドア、任意でフックなどを差し込むなどして使えるラゲッジスペースなど、使い勝手が前提の配慮も充実している。■5つ星評価パッケージング:★★★★★インテリア/居住性:★★★★★パワーソース:★★★★★フットワーク:★★★★★オススメ度:★★★★★島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。
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