ルネサスエレクトロニクスは14日に開幕した「オートモーティブワールド2015」で、統合コクピット体験デモを出展のメインに据えた。安全運転支援および自動運転技術を支えるユーザーインターフェースとしてのマルチディスプレイ制御や低消費電力化技術、タッチ―キーによる操作などが体験できるという。
ルネサスエレクトロニクスの小林洋一コーポレートコミュニケーション部担当部長は「クルマの電子化がどんどん進むに従って情報がたくさん入るようになると情報爆発が起きてしまう。それを起こさないように色んな電子機器から入る情報をリアルタイムに運転車や同乗者に伝えて、判断できるようにするというのが統合コクピット」と語る。
実際のデモでは同乗してくれるコンパニオンさんのガイドに従いながら操作していくと、前車との接近や側道から進入してくる車両があることを知らせてくれたり、高速道路に入ると自動運転に切り替わり、その間にゲームアプリで楽しむといった内容となっている。
このほか昨年11月に発売した自動運転に向けた運転支援システムをのニーズをオールインワンで提供するセーフティマイコンを使ったミニカーによるデモンストレーションなども行っている。