【デトロイトモーターショー15】VW、2016年末に向け新コンセプトSUVを発表

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VW クロスクーペ GTE(デトロイトモーターショー15)
  • VW クロスクーペ GTE(デトロイトモーターショー15)
  • VW クロスクーペ GTE(デトロイトモーターショー15)
  • VW クロスクーペ GTEが登場したときの様子
  • VW クロスクーペ GTE(デトロイトモーターショー15)
  • VW クロスクーペ GTEの運転席周り
  • VW クロスクーペ GTEの前席周り
  • ドライブモードの切り替えスイッチ
  • インフォテイメントシステム

デトロイトモーターショー2015で12日に開催されたフォルクスワーゲンのプレスカンファレンス。注目はPHVコンセプトカー『クロスクーペ GTE』のワールドプレミアで、これは2016年末に米国内で生産を予定する7人乗りSUVを念頭に開発されたものだ。

このSUVを生産するのは米国テネシー州のチャタヌーガ工場で、フォルクスワーゲンはここで2016年末より7人乗りのミドルクラスSUVを生産する計画でいる。今回ワールドプレミアされたコンセプトカーは、そのSUVを念頭にデザインを反映させたものだ。この日、登場したコンセプトカーは5人乗りで全長は短めだが、全長を485cmまで伸ばすことで7人が可能になるという。

搭載エンジンは、直噴3.6リットルV6ガソリンエンジンで、エンジン単体の最大出力は280psだが、モーターを組み合わせたシステムでの最大出力は360psにも達する。その走りは強力で、最高速度は209km/h、0-60mph(97km/h)は6.0秒ジャストで到達するという。ドライブモードは、“E-Mode”、“Hybrid”、“GTE”、“Off-road”、“Battery Hold/Battery Charge”など多彩な素行モードを用意し、なかでも“E-Mode”ではバッテリーの電力のみで約32kmの走行が可能だ。

インターフェースは新世代のジェスチャーコントロールを搭載。コンソールの上で手を動かすことで様々なコマンド入力が可能になるため、走行中での操作も可能になるものと思われる。コンソール内のインフォテイメント システムは、『ゴルフVII』でも採用されたモジュラー プラット フォーム“MQB”に基づいたシャシーを採用。インストメンタルにはより鮮明に情報が飛び込みやすいタイプ。モニターは10.1型とコンソール内では最大級で、多彩な機能を統合するハイテク機能満載のシステムとなった。

また、この日のプレスカンファレンスでは、「2015北米カーオブザイヤー」の授賞式も行われた。年間5000台以上が販売される車両が対象で、最終選考には、フォード『マスタング』、ヒュンダイ『ジェネシス』、そしてフォルクスワーゲン『ゴルフ』が最終条件に残っていた。2位のマスタングには50ポイント以上の大差で受賞が決まったという。

《会田肇》

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