「青春18きっぷ」など、北陸新幹線の並行在来線で特例設定

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JR七尾線の七尾駅。同線は分岐点の津幡駅を含む北陸本線の金沢以東が第三セクター化されるため、他のJR線との直接の接続がなくなるが、「青春18きっぷ」は経営移管後の金沢~津幡間を通過利用できる特例を設ける。
  • JR七尾線の七尾駅。同線は分岐点の津幡駅を含む北陸本線の金沢以東が第三セクター化されるため、他のJR線との直接の接続がなくなるが、「青春18きっぷ」は経営移管後の金沢~津幡間を通過利用できる特例を設ける。
  • 「青春18きっぷ」は北陸本線と信越本線の一部区間が経営移管により原則として利用できなくなるが、それ以外は切符の効力・発売額とも変更はない。写真は釜石線の普通列車。
  • 「青春18きっぷ」はJR東日本のBRT(右)も利用できるが、三陸鉄道(左)などJR以外の鉄道路線は原則として利用できない。
  • 青い森鉄道線は青森~八戸間に限り通過利用できる特例を引き続き設ける。途中駅は野辺地駅を除いて下車できない。
JR旅客6社は12月19日、春・夏・冬休み向けに発売しているJR全線のフリー切符「青春18きっぷ」について、2015年発売分の概要を発表した。北陸新幹線の延伸開業に伴い第三セクターに経営が移管される区間は、一部に限り通過利用できる特例を設ける。

利用可能期間は、春季用が2015年3月1日~4月10日、夏季用が7月20日~9月10日、冬季用が12月10日~2016年1月10日。1日乗り降り自由を1回として5回分が1枚の切符になっており、1人で5日間利用したり、5人が同一行程で1日だけ利用するなどといった使い方ができる。発売期間は春季用が2015年2月20日~3月31日、夏季用が7月1日~8月31日、冬季用が12月1~31日。発売額は1万1850円で、1回分あたりでは2370円になる。

利用できる交通機関はJR全線の快速・普通列車の普通車自由席と、JR東日本のバス高速輸送システム(BRT)、JR西日本宮島フェリー。JR以外の鉄道路線は原則として利用できない。信越本線長野~直江津間と北陸本線金沢~直江津間は、北陸新幹線の延伸開業にあわせて第三セクターに経営が移管されるため、移管日の2015年3月14日以降は利用できなくなる。

ただし、北陸本線から分岐する氷見線と城端線、七尾線は、経営移管により他のJR在来線との直接の接続がなくなる。このため、城端線と氷見線の連絡ルートとなる富山~高岡間(あいの風とやま鉄道に移管)と、七尾線の連絡ルートになる金沢~津幡間(IRいしかわ鉄道に移管)は、途中駅で下車しない限り快速・普通列車の普通車自由席を通過利用することができる特例を設ける。

このほか、青い森鉄道線が一部区間のみ利用できる特例も引き続き設定。野辺地駅を除く途中駅で下車しない限り、青森~野辺地~八戸間で快速・普通列車の普通車自由席を通過利用できる。

新幹線を含む特急・急行列車やグリーン車などは原則として利用できないが、普通列車の普通車指定席やグリーン車自由席などは、指定席券やグリーン券などを別途購入すれば利用できる。また、奥羽本線青森~新青森間と津軽海峡線木古内~蟹田間、石勝線新得~新夕張間は、各区間内を相互に発着する場合に限り、特急・急行列車の普通車自由席を利用できる。宮崎空港線も宮崎~宮崎空港間に限り特急列車の普通車自由席を利用できる。

また、中高年夫婦向けの「フルムーン夫婦グリーンパス」や、訪日外国人向けの「ジャパン・レール・パス」も2015年3月14日以降、富山~高岡間と金沢~津幡間を通過利用できるようにする。富山~高岡間は快速・普通列車の普通車自由席、金沢~津幡間は特急・快速・普通列車が利用できる。
《草町義和》

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