VWグループ世界販売、初の900万台超え…2014年1-11月

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欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは12月12日、11月の世界新車販売の結果を公表した。アウディやセアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総販売台数は、約83万4800台。前年同月比は0.7%増と微増ながら、引き続き前年実績を上回った。

2014年1-11月実績を市場別で見ると、単一国としては最大市場の中国(香港を含む)が、前年同期比12.9%増の約334万台と好調。中国を含めたアジア太平洋地域では、11.7%増の約367万台を販売する。

また北米は、前年同期比横ばいの80万7700台。このうち米国は、2.6%減の54万2600台にとどまった。同社は北米向けの新型SUVの開発を進めており、販売を巻き返す方針。

また欧州は、前年同期比5.7%増の約355万台と、信用不安を脱して、回復基調に。このうち、西欧(ドイツを除く)は、7.7%増の約183万台を売り上げた。地元のドイツも、5%増の約112万台と好調。

フォルクスワーゲングループの2014年1-11月世界新車販売は、前年同期比4.6%増の約908万台と、1-11月としては初の900万台超え。ブランド別では、フォルクスワーゲン乗用車部門が前年同期比2%増の約559万台。アウディは10.1%増の約159万台。シュコダは12.3%増の95万5300台。セアトは10.7%増の35万9400台を売り上げている。

《森脇稔》

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