【KTM フリーライド250R 試乗】自在に振り回せるアクティブな“2スト”…青木タカオ

モーターサイクル 新型車
KTM フリーライド250R
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道なき道を好きなように突き進む走破性を持つ、その名も『フリーライド250R』。オーストリアのモーターサイクルメーカー、KTMがリリースするジャンルレスなプレイバイクは、ナンバー登録ももちろん可能で、ウインカーなど保安部品を付ければ公道走行もできる。

トライアルマシンでなければ、モトクロスやエンデューロでもない。競技のために開発されたのではなく、ファンライドが気持ちよく楽しめれば、それだけでいい。ときには過激に、ときには穏やかに、アウトドアを満喫するバイクトレッキングに、うってつけのマシンだ。

まず、その心臓部。カトンボのように細く、見るからに軽量な車体に搭載されるエンジンは、エンデューロマシンで鍛え上げられた水冷2ストロークエンジン。国内メーカーの公道向けラインアップでは、とっくに絶滅しているパワーユニットだが、その戦闘力の高さからオフロードバイクユーザーには根強い人気があり、ヨーロッパブランドのダートバイクではまだまだ生き残っている。

ただし、レースを前提とした高回転型エンジンではなく、歩くようなスピードでも、エンストせず粘り強くトルクを発揮する、低中回転域を重視した扱いやすい出力特性。スピードを上げることなく、景色を見ながらノンビリ走ることもできるし、目の前に急坂が現れれば瞬発力を活かして登りきってやろうと、アクティブな走りも楽しめる。

車体にも妥協はなく、WP製の倒立式フロントフォークに、ラジアルマウントの2ピストンキャリパーと260mmウェーブディスクをセットするなど、装備品は一級品ばかり。身軽ですばしっこいから無茶な走りも許容してくれ、たとえミスして身動きがとれなくなったとしても、車体が軽いがゆえにリカバリーは簡単。2ストロークエンジンではキックスタートが一般的だが、フリーライド250Rはセルボタンひとつでオーケーなので、ここは無理だろうという難セクションにも果敢に挑戦できるというわけだ。

2015年モデルではカラーグラフィックが一新されたほか、リチウムイオンバッテリーを新採用し、始動性をますます向上。“無茶できる度”がますますアップした!

■5つ星評価
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
快適度:★
オススメ度:★★★


青木タカオ|モーターサイクルジャーナリスト
バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。国内外のモーターサイクルカルチャーに精通しており、取材経験はアメリカやヨーロッパはもちろん、アフリカや東南アジアにまで及ぶ。自らのMXレース活動や豊富な海外ツーリングで得たノウハウをもとに、独自の視点でオートバイを解説している。現在、多くのバイク専門誌、一般誌、WEB媒体で活動中。
《青木タカオ》

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