ドイツの高級車メーカー、メルセデスベンツが11月19日、ロサンゼルスモーターショー14で初公開した『メルセデス-マイバッハ Sクラス』。最上級グレードの「S600」だけでなく、「S500」グレードも設定される。
マイバッハは、メルセデスベンツ傘下の超高級車ブランド。2012年に生産を終了して以来、マイバッハは事実上、ブランド休止状態にあった。ロサンゼルスモーターショー14では、マイバッハが新型メルセデスベンツ『Sクラス』をベースにした超高級車として、2年ぶりに復活。
メルセデス-マイバッハSクラスの頂点に立つグレードがS600。6.0リットルV型12気筒ツインターボエンジンを搭載。最大出力530hp、最大トルク84.6kgmを引き出す。トランスミッションは7速AT「7Gトロニック」。0‐100km/h加速は5秒、最高速は250km/h(リミッター作動)の実力。
その下に位置するのが、S500グレード。4.7リットルV型8気筒ツインターボエンジンは、最大出力455hp、最大トルク71.4kgmを発生する。トランスミッションは、プレミアムセグメント初の9速AT「9Gトロニック」。0‐100km/h加速5秒、最高速250km/h(リミッター作動)の性能は、S600と同じ。
V12のS600とV8のS500で、動力性能が互角のメルセデス-マイバッハSクラス。S500は、欧州複合モード燃費11.2km/リットル、CO2排出量207g/kmの環境性能と、2015年6月から4WDの「4マチック」が選択できることが、特徴になる。