欧州の商用車大手、ボルボ(乗用車のボルボカーズとは別会社)の最新トラックが、同じくスウェーデン製のスーパーカーと対決する映像が、ネット上で公開。再生回数が150万回を超えている。
これは11月10日、ボルボ・トラックスが公式サイトを通じて配信したもの。ボルボの最新トラック(トレーラーヘッド)の『FH』と、ケーニグセグ社のスーパーカー、『One:1』が、サーキットで対決している。
ケーニグセグOne:1は2014年春、ジュネーブモーターショー14で発表。ケーニグセグ社のスーパーカーには、『アゲーラ』シリーズがある。One:1は、ケーニグセグ社の創業20周年を記念し、アゲーラをベースに究極のパフォーマンスを追求して誕生した1台。
車名のOne:1は、量産車としては世界で初めて、最大出力が1メガワット(1000kW=1360ps)に達したことを意味する。また、カーボンファイバーなどの軽量素材を駆使し、車両重量は1360kg。パワーと車両重量が1対1のイコールの関係(パワーウェイトレシオが1kg/ps)になった、世界で初めての量産車という意味も込められた。ケーニグセグOne:1のシミュレーション上の最高速は、世界トップレベルの440km/h以上。
今回の対決は、ボルボFHに装備される新開発デュアルクラッチトランスミッション、「I-Shift」の性能を試す目的で実施。ボルボは、「I-Shiftはスポーツカーの技術がベース」とコメント。なお、両車の性能があまりに違うため、ボルボFHがサーキットを1周する間に、ケーニグセグOne:1には2周することを求めるハンデが導入されている。