2014年のFIA世界耐久選手権第5戦「6Hours of Fuji」が行なわれている富士スピードウェイ。予選2番手で終えたマーク・ウェバーが、ポルシェのプレスカンファレンスに登場した。
ウェバーは2013年までF1世界選手権に参戦。日本GPが行なわれた鈴鹿サーキットにも多くのファンが集まり盛り上がっていたが、同年をもってF1を引退。今年からLMP1への参戦を開始したポルシェのワークスドライバーとして、ル・マン24時間耐久レースなど全戦に出走している。
ハイブリッドレーシングカーでの参戦は初めてということで、序盤戦はトラブルなどに苦しめられていたが、前回のオースティンから戦闘力も向上し、一時はトップを快走。今日の予選でもポールポジションは逃したが、わずか0.043秒に迫る僅差だった。
これについて「前半戦はまだクルマが完璧な状態で走れていなかったけど、徐々に安定してきているので、富士では良いレースが出来ると思う。今日の予選は調子が良かったけど、残念ながらポールポジションは取れなかった。ただ、勝つチャンスは十分にある」とコメントした。
また予選前のピットウォークではウェバーのサインをもらおうと多くのファンがポルシェチームのピット前に集結。待ち列が隣のピット前まで伸びるほど。夕方に行なわれたトークショーも大盛況だった。こうしたファンの声援についてウェバーは、このように語ってくれた。
「日本でのレースはF1以来になるけど、まずは富士に戻ってくることができて嬉しく思っているよ。日本のファンはいつも熱心で今日もたくさんの人が会いに来てくれた」。
「今年はポルシェも戻ってくることになり、明日は皆の前で良いレースがしたいね。日本のファンの皆の前で良い結果を残したい」。
富士では6年ぶりのレースとなるウェバー。優勝の可能性が十分にあるポジションだけに、スタートから目が離せない。