『トワイライトエクスプレス』が24時間超え…北海道新幹線検査で時刻変更

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大阪~札幌間の臨時寝台特急『トワイライトエクスプレス』。上りは11月と2015年1月の一部の日に限り、所要時間が24時間超になる。
  • 大阪~札幌間の臨時寝台特急『トワイライトエクスプレス』。上りは11月と2015年1月の一部の日に限り、所要時間が24時間超になる。
  • 上野~札幌間を結ぶ寝台特急『北斗星』。北海道新幹線の設備検査に伴い一部の日は運休する。
  • 青森~札幌間の急行『はまなす』も運休と時刻変更を実施する。
  • 臨時寝台特急『カシオペア』は10月から12月にかけ、車両の定期検査を実施するため運転しない。
  • 中国やロシアなど大陸の鉄道では、所要時間が24時間を超える列車は珍しくない。写真は中国のハルビン~広州東間を30時間以上かけて結ぶ特快列車(日本の在来線特急に相当)。
JR北海道とJR東日本、JR西日本のJR旅客3社は8月22日、北海道新幹線の開業に向けた検査や試験の実施に伴い、10月から本州と北海道を結ぶ夜行列車の運休や時刻変更を行うと発表した。寝台特急『トワイライトエクスプレス』は一部の日に限り、上りの所要時間が24時間を超える。

北海道新幹線は2015年度末に新青森(青森市)~新函館北斗(北海道北斗市)間が部分開業する予定。このうち青函トンネルを含む新中小国信号場(青森県外ヶ浜町)~木古内(北海道木古内町)間は、1988年から在来線(海峡線)として既に開業しており、北海道新幹線の開業に伴い新幹線列車と在来線列車が線路を共用する。このため、共用区間で検査や試験を実施する場合、在来線列車を運休するなどして検査時間を確保する必要がある。

3社は今回、2015年2月までの各列車の運転計画を発表した。それによると、上野~札幌間を結ぶ寝台特急『北斗星』は、下りが上野発10月5・12・13日、12月6・7・14・21・28~31日、2015年1月1~4日に運休。上りも札幌発10月6・13・14日、12月7・8・15・22・29~31日、2015年1月1~5日に運休する。

青森~札幌間の急行『はまなす』は、下りが青森発10月6・13・14日、12月7・8・15・22・29~31日、2015年1月1~5日、上りが札幌発10月5・12・13日、12月6・7・14・21・28~31日、2015年1月1~4日の運転を休止する。また、上り札幌発10月6・9・16・25・26・30日と11月2・3・7・9・10・13・15・16・19日、2015年1月7~9・15~17日は運転するが、函館~青森間の時刻を変更。青森着が通常より36分遅い6時15分になる。

上野~札幌間の臨時寝台特急『カシオペア』の運転日は、下りが上野発12月18・20・22・25・27日と2015年1月10・12・14・18・20・22・24・26・28・30日、2月1・3・6・8・10・13・15・17・20・22・24・27日。上りの札幌発は10月1日、12月19・21・23・26・28日、2015年1月11・13・15・19・21・23・25・27・29・31日、2月2・4・7・9・11・14・16・18・21・23・25・28日になる。このうち下り上野発1月12・20・24日は函館~札幌間の時刻を変更し、函館発は所定より42分遅い5時44分、札幌着は1時間12分遅い10時44分になる。なお、上野発10月1日~12月17日と札幌発10月2日~12月18日は、車両の定期検査などを実施するため運転しない。

大阪~札幌間の臨時寝台特急『トワイライトエクスプレス』は、下り大阪発が10月1・3・4・7・8・10・11・14・15・17・18・20~22・24・27~29・31日、11月1・4~6・8・14・20~22・24・26・28日、12月1・3~5・8・10~13・15・17~20・22~27日、2015年1月5・6・10・14・22・26~31日、2月2~7・9~14・16~21・23~28日に所定時刻で運転。これに対して上りは10月2・4・5・8・9・11・12・15・16・18・19・21~23・25・28~30日、11月1・2・5~7・9・13・15・18・21~23・25・27・29日、12月2・4~6・9・11~14・16・18~21・23~28日、2015年1月6・7・11・15・23・27~31日、2月1・3~8・10~15・17~22・24~28日に所定時刻で運転する。

このほか、下り大阪発11月12・17・27・29日と2015年1月13・19・21・23日、上り札幌発11月28・30日と2015年1月14・20・22・24日も運転するが、これらの運転日は時刻を変更して運転する。下りは洞爺~札幌間の時刻を変更し、札幌着は所定時刻より52分遅い10時44分になる。上りは全区間の時刻を全面的に変更。札幌駅を所定より2時間7分遅い16時12分に発車し、大阪駅には4時間遅い翌日16時53分の到着となる。全体の所要時間は24時間41分になる。

日本で旅客列車が24時間を超えて運転されるのは異例。定期運転の旅客列車では、かつて日本最長距離を走る列車だった寝台特急『富士』が、24時間以上の時間をかけて東京~西鹿児島(現在の鹿児島中央)間を結んでいたが、1980年10月1日のダイヤ改正で運転区間を東京~宮崎間に短縮。全体の所要時間も24時間以内に短縮された。

3社は2015年3月以降の運転計画についても決定次第案内するとしている。ただし『トワイライトエクスプレス』は同年春の廃止が既に決まっている。
《草町義和》

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