全国各地で「トッキュウジャー」コラボ…切符の販売も

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鉄道をモチーフにした特撮テレビドラマ「烈車戦隊トッキュウジャー」。各地の鉄道会社とコラボしてポスターの掲出などを行っている。
  • 鉄道をモチーフにした特撮テレビドラマ「烈車戦隊トッキュウジャー」。各地の鉄道会社とコラボしてポスターの掲出などを行っている。
  • 「トッキュウジャー」各放映回の最後では実在の列車を取り上げる「みんなの列車コーナー」がある。写真は同コーナーで取り上げられた青い森701系。
  • 青い森鉄道は「トッキュウジャー」コラボバージョンのフリー切符も発売。当初は駅窓口販売のみだったが、郵送販売も受け付けている。
  • 北総鉄道が発売した「烈車戦隊トッキュウジャー」の記念切符。同鉄道の駅など実在する鉄道施設でも撮影が行われている。
今年2月から放映を開始した特撮テレビドラマ「烈車戦隊トッキュウジャー」と鉄道会社との共同企画が各地で行われている。同番組の映画公開(7月19日)に伴うポスター掲示のほか、一部の鉄道会社では「トッキュウジャー」をデザインした切符の販売も行われている。

「トッキュウジャー」は1975年の「秘密戦隊ゴレンジャー」から続く、東映製作・テレビ朝日系列放映の「スーパー戦隊シリーズ」の最新作。列車や鉄道をモチーフにした設定が特徴となっており、北総鉄道の印旛日本医大駅(千葉県印西市)や相模鉄道(相鉄)いずみ野線のゆめが丘駅(横浜市泉区)など、実在する鉄道施設でも撮影が行われている。

各放映回の最後には、全国の鉄道を紹介する「みんなの列車コーナー」を設けている。2月16日の始発駅(第1回)から7月13日の第20駅(第20回)までに、JR4社と大手私鉄12社、公営2局、その他20社の列車や車両が「みんなの列車」で取り上げられた。原則として1回の放映につき3本の列車が取り上げられており、新幹線から在来線の特急、大手私鉄の通勤電車、地方の第三セクター鉄道の気動車など、簡単な解説とともに走行シーンが流されている。

このうち最も多く取り上げられているのはJR西日本。山口線のSL列車『やまぐち』や500系新幹線車両、北陸特急『サンダーバード』(683系)、大阪環状線の201系などが登場した。東映とは同業他社の関係にある東宝が所属する阪急阪神東宝グループの鉄道会社も取り上げられており、これまでに阪急電鉄の9000系が登場している。

目時(青森県三戸町)~青森(青森市)間121.9kmの青い森鉄道線も「みんなの列車」で取り上げられた。同線を運営する青い森鉄道によると今年初め頃、「トッキュウジャー」の宣伝業務を行っている東映エージェンシーから企画を持ちかけられた。青い森鉄道としては、今年3月から営業運転を開始した新型車両の青い森703系を登場させたかったが、当時は青い森703系の走行映像がなく、従来型の青い森701系が雪景色の中を走行するシーンが流されている。

これがきっかけとなって、青い森鉄道はその後も「トッキュウジャー」との共同企画を実施している。そのうちの一つが企画切符の発売。千葉県の北総鉄道が今年2月に発売した「トッキュウジャー」の記念切符が「相当好調だったという話」を受け、「トッキュウジャー」を券面にデザインしたコラボバージョンの「青い森ホリデーフリーきっぷ」を、映画公開にあわせて試験的に発売することにした。

「青い森ホリデーフリーきっぷ」は、土曜・休日や夏休みなどの指定期間内に限り、青い森鉄道線が1日自由に乗り降りできるフリー切符。発売額は大人2060円・子供1030円だが、コラボバージョンの「ホリデーフリーきっぷ」は子供向け映画との共同企画であることから、子供用のみ製作された。

当初は駅窓口のみの販売で、通信販売は「(1日限定のフリー切符という性格上)混乱が生じる恐れ」があると判断して行っていなかった。しかし「実際に乗らないけど切符が欲しい」という声が寄せられていたことを受け、支障が生じない販売方法を検討した上で郵送販売も行うことにしたという。

郵送販売の受付期間は8月28日(必着)まで。郵送販売向けは「コレクション用としての発売」となることから利用可能日を2014年8月31日に固定し、同日付の日付印を券面に押印して販売する。郵送販売の申込みは青い森鉄道の営業企画課まで。
《草町義和》

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