トヨタ自動車とグランツーリスモが8月13日、米国カリフォルニア州で発表したトヨタ『FT-1ビジョン グランツーリスモ』。同車の走行シーンを収めた映像が、ネット上で公開されている。
トヨタ『FT-1』は2014年1月、デトロイトモーターショー14でワールドプレミア。トヨタの北米デザイン拠点のキャルティ・デザインが開発し、将来のトヨタスポーツカーの方向性を示すモデルとして登場した。
8月13日に発表されたFT-1ビジョン グランツーリスモは、FT-1をさらに発展させ、キャルティ・デザインがレーシングカーに仕立てている。
デザインのコンセプトは、ゲーム上のあらゆるサーキットでスポーティな走りが堪能できること。マッシブに張り出したフェンダーには、よりワイドなタイヤが収まり、サーキットでは最高のグリップを発揮。エアインテークは拡大され、冷却性能を向上。リアウイングも、より強力なダウンフォースを発生させるために、大型化した。
また、フロントにはダウンフォース増大のため、カナードを追加。リアディフューザーはより大きく、垂直フィンを多数配置し、さらに後ろに押し出す配置とした。その結果、空気の流れが最適化され、適切なダウンフォース獲得にも成功している。
間もなく、『グランツーリスモ6』上でもバーチャルな走行体験が可能になるFT-1ビジョン グランツーリスモ。その走りの世界は、動画共有サイト経由で見ることができる。