ヤマハ発動機が7月7日に発表した大型スポーツモデル『MT-07』は、今年4月に登場した『MT-09』の弟分。MT-09では取り込めないユーザーを獲得する重要な役割があると、商品企画部の森屋晋吾氏は言う。森屋氏によるとMT-09は「ベテランライダーをはじめとした、コアなモーターサイクルファン向けのモデル」とコメント。MT-09に対するMT-07の役割を「MT-09ではなし得なかった、若者への訴求をはじめ、ビギナー、リターンライダー、女性といった幅広い層をターゲットユーザーとしている」とコメントした。開発の背景には、ライダー人口の現状も関係していると森屋氏は話す。「軽二輪市場が活性化しているとともに、ライダー人口の高齢化も進んでいる。そこで、弊社では“若者が憧れるマシン”の市場投入が必要と判断した」。MT-07のコンセプトは“わくわくできるバイク”。森屋氏は「わくわくできるからこそバイクは楽しい。若者の心に訴える、そのわくわく感を突き詰めるために、デザインからエンジン、車体構成に至るまで徹底的に議論を重ねた」と語った。
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