1953年に第1号車がラインオフしてから60年以上の長きにわたり、アメリカはもとより世界中でファンを獲得してきたシボレー『コルベット』。5月24日より日本に導入されるコルベットのオープン版、『コルベット コンバーチブル』の写真を一足先にお届けする。
クロスフラッグのエンブレムが象徴するようにレースフィールドと常に向き合ってきたコルベット。ル・マン24時間耐久レースでは2001年に1-2フィニッシュを飾るなど7度のクラス制覇を成し遂げている。
7代目となる新型にはレースフィールドで培った技術がふんだんに投入されており、LT1型6.2リットルV8スモールブロックエンジンが搭載される。最高出力339kW(460ps)、最大トルク624Nm(63.6kgm)を発揮し、直噴システムや可変バルブタイミング、気筒休止システムも搭載され、パフォーマンスと環境性能の両立が図られている。
「Z51」グレードに搭載されるエンジンは、ドライサンプオイルシステムを採用し最高出力343kW(466ps)、最大トルク630Nm(64.2kgm)に高められ、強化されたサスペンションやブレーキ、エアロパーツなどが専用装備され、ユーザーのサーキットユースにも応えている。
新型コルベットには5つのモードを選べるドライバーモードセレクターが装備されるのもトピックだ。モータースポーツ直系のスポーツ走行から悪天候にまで対応し、ステアリングアシスト量、スロットルレスポンス、トラクションコントロール、メーター設定など最大12の機能をセッティング可能となっている。