日産自動車と米国の運輸大手、フェデックス(FedEx)は1月22日、米国で開幕したワシントンモーターショー14において、日産『e-NV200』の実証テストを共同で行うと発表した。
e-NV200は、小型商用車の『NV200バネット』のEV版。『リーフ』に続く日産の市販EV第二弾で、ビジネスユーザーやファミリー向けに開発された。
EVパワートレインは、リーフと基本的に共通。モーターは最大出力109ps、最大トルク28.6kgmを引き出す。二次電池は、48個のコンパクトなバッテリーモジュールで構成されるリチウムイオンバッテリー。
今回発表された共同での実証テストでは、フェデックスの首都ワシントンの営業所に、日産e-NV200を配備。実際の配達業務に使用し、データを収集する。そして、そこで得られたデータを、欧州で年内に生産が開始される予定のe-NV200の量産車に反映させる方針だ。
すでに日産は、グローバル規模でe-NV200の実証テストを開始。同様のテストは、日本、シンガポール、英国、ブラジルで実施している。北米での実証テストは、今回が初となる。