米国の自動車大手、フォードモーターが2013年12月に発表し、デトロイトモーターショー14でもスポットライトを浴びた新型フォード『マスタング』。同車が早くも、映画デビューを果たすことが分かった。
これは1月13日、フォードモーターがデトロイトモーターショー14の会場で明らかにしたもの。「米国で3月に公開される映画『ニード・フォー・スピード』(『Need for Speed』)に、新型マスタングが起用された」と発表している。
この作品は、米国を中心に人気の高いレースゲーム、『ニード・フォー・スピード』(『Need for Speed』)の映画版。米国の映画会社のドリームワークスが、エレクトロニック アーツ(EA)のレースゲーム、『ニード・フォー・スピード』の映画化権を獲得し、製作される。3月14日、全米で公開される予定。
新型マスタングには、3種類のエンジンを設定。中でも、5.0リットルV型8気筒ガソリンエンジンは、バルブトレインやシリンダーヘッドを中心に改良を受けており、最大出力420ps以上、最大トルク54kgm以上を引き出す。『ニード・フォー・スピード』には、新型をカスタマイズしたモデルが登場する。
歴代マスタングは、過去50年に渡って、多くの映画に出演してきた。フォードモーターによると、これまでにマスタングが映画やテレビショーに登場した回数は、3200回以上を数えるという。新型マスタングは、米国市場では今秋、発売される予定。