【トヨタ ハリアーハイブリッド 試乗】システム出力197馬力で走りは活発…諸星陽一

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トヨタ ハリアーハイブリッド
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ガソリンエンジンではパワー不足を感じた『ハリアー』だが、ハイブリッドはそれを払拭するパワフルなフィールを示してくれた。

ハイブリッドに搭載されるエンジンは2.5リットル152馬力、モーターは前後に装着されフロントが143馬力、リヤが68馬力を発生。システム出力は197馬力となっている。

ハリアーハイブリッドはまだナンバーを取得できていないため、富士スピードウェイの構内路を使っての試乗となった。とはいえ、スピードウェイ内はそれなりにきつい坂道もある。こうした坂道でガソリンエンジンではストレスを感じたが、ハイブリッドはそうしたストレスはない。アクセルを踏めば登り坂であってもスッと前に出て行く。

一般的なハイブリッド車同様にスタートはEV走行で、途中でエンジンが始動するタイプのセッティングだが、エンジン始動はかなり気をつけてないとわからないシームレスなものとなっている。

車重が重くなってはいるものの、重心は低くなるというハイブリッドやEVに見られがちなパラドックスのおかげで、ハンドリングはガソリンエンジンモデルよりも改善されている。クルマの動きが全体的に落ち着きのあるものとなり、コーナリングなども気持ちいい。

ハリアーハイブリッドは全車が4WD仕様になる。当然、雪道やラフロードでの走破性は向上するはず。いろいろな可能性が広がると言う面も見逃してはいけない部分。ハリアーハイブリッドの価格は361万~447万円という設定。ボトムグレードでガソリンエンジン車4WDに比べると70万円の差だが、乗り味の上級さなどを考えれば許容範囲と言ってもいい。

パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活躍中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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