メルセデス・ベンツ日本は東京モーターショー13において、『SLS AMG』の最終モデル『SLS AMG GT ファイナルエディション』をワールドプレミアした。
ベースモデルとなるのはSLS AMG GTで、ノーマルのSLS AMGから20馬力アップ、足回り、トランスミッションなど全てを強化したモデルだ。基本的なメカニカル部分はSLS AMG GTと共通で、「内外装を、最後を飾るに相応しい特別なものに仕立てている」と話すのは、同社商品企画・マーケティング部アシスタント・マネージャーの古川麻樹さん。
SLS AMG GTをベースモデルに選んだ理由について古川さんは、「SLSシリーズの中で最も完成されたクルマであること」を理由として挙げる。
ブラックシリーズについては、「レーストラックまで意識した究極のモデルではあるが、ロードゴーイングカーとしてのSLSの答えのひとつがGTと考えると、そのGTをベースに仕上げるのが相応しい」と述べる。
この最終限定モデルについて、古川さんは「全ての面で喜んでもらえる仕様だ」という。「価格面でも、ベースとなるGT(クーペ2650万円、ロードスター2750万円)に比べ、装備面を考えると喜んでもらえる価格に出来たと思う」と語った。
ファイナルエディションは、世界限定350台。日本へは25台(クーペ20台、ロードスター5台)ある。価格はクーペ、2980万円。ロードスターは3080万円だ。