【東京モーターショー13】スバル レヴォーグ、2種のフラット4ターボをスペックから読み解く

自動車 ニューモデル 新型車

東京モーターショー2013のトップバッターでワールドプレミアされたスバル「レヴォーグ」
  • 東京モーターショー2013のトップバッターでワールドプレミアされたスバル「レヴォーグ」
  • スバル「レヴォーグ」のリアビュー。写真は2.0Lターボ
  • 水平対向2.0L直噴ターボエンジン。最大出力221kw、最大トルク400Nmの圧倒的パフォーマンスを発揮
  • 新開発された1.6L水平対向直噴ターボエンジン。外観上の差はほとんど見つけられない・ダンパー付きストッパが装備された
  • 2.0Lターボ車に装着されるタイヤは225/45/R18
  • 1.6Lターボ車に装着される215/50R17タイヤ
  • 排気系は1.6L/2.0Lともに二本出し
  • リアフォグライトは向かって右側のみに内蔵。左側対象位置はバックランプになる
すべてがターボ車のみで構成されるラインナップとなったスバル『レヴォーグ』。中でも注目なのは、レヴォーグのために新開発された1.6リットル水平対向直噴ターボエンジンだ。300PSのパフォーマンスを発揮する2.0リットルエンジンとの違いを探ってみた。

1.6リットルエンジンが開発されたのは、欧州でとくにさかんなダウンサイジングの流れに沿うもので、市街地走行での扱いやすさを重視して低回転域から太いトルクを発揮する。最高出力は125kw、最大トルクは250Nmとなっており、この数値は現行レガシィ・ツーリングワゴンが搭載する2.5L自然吸気エンジンとほぼ同等。

しかも、常用域で最大トルクが発生できるよう過給器に工夫を凝らし、1500rpmという低回転域でも最大トルクに近い数値を発揮。1800rpmを超える付近からすでに最大トルクとなり、そのまま5000rpm付近まで一気に吹き上がる。しかもガソリンはレギュラー仕様で、満タン(約60リットル)にすれば100km/h巡航で1000kmは確実に走れる低燃費も実現。JCO08モードでは17.4km/Lもの好結果を生み出した。

組み合わされるミッションは、シンプルな操作で高いパフォーマンスを発揮できるリニアトロニックの2モード「SI-DRIVE」を採用。インテリジェントモード(Iモード)と、スポーツモード(Sモード)からシーンに合わせた最適モードが選択でき、燃費と走りの愉しさを両立する最適な変速制御を実現できているという。

一方の2.0リットルエンジン。基本的に『レガシィツーリングワゴン』や『フォレスター』に搭載されているユニットと同じだが、さらなる性能アップを図ったことで221kwの高出力と400Nmという圧倒的パフォーマンスを発揮する。最大トルクは1.6よりも若干高回転域にシフトするが、それでも2000rpmに達したときは既に最大トルク値を発生。しかも、それでいて燃費は現行レガシィGTを上回るJCO08モード13.2km/リットルを達成。ガソリンはプレミアム仕様となるものの、走りで相当にハイレベルなパフォーマンスを発揮するのは間違いない。

ミッションはスポーツリニアトロニック「SI-DRIVE」を組み合わせる。S#モードではクロスレシオの8速設定に切り換えることができ、リニアトロニックの持つ滑らかな変速と、圧倒的パワーをダイレクトに味わえるモードとして扱える。『WRX』からも走りの要素を取り込んだ、スポーツ走行を楽しむにはまたとないミッションの組み合わせと言えるだろう。

排気系はどちらも現行レガシィ・ツーリングワゴンのDITエンジン搭載車と同じ二本出し。ボンネットフードにはレガシィの継承者であることを表すエアインテークも採用。また、ダンパーによるストッパー機構が備わり、これもインプレッサやXVと異なっている部分。レヴォーグの登場によって、レガシィはセダンに一本化され、ツーリングワゴンは消え去る可能性が高いが、レヴォーグが新たなツーリングワゴンの時代を切り拓くことを期待したい。
《会田肇》

編集部おすすめのニュース

特集