9月10日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー13。日産自動車のブースでは、次世代レーシングカーの日産『ZEOD RC』が、モーターショーデビューを飾った。
日産ZEOD RCは、NISMO(ニスモ)と共同開発したEVレーシングカー。2014年のルマン24時間耐久レースに、特別枠の「ガレージ56」で参戦する。ガレージ56は未来のテクノロジーを搭載した車両で競う実験車のカテゴリー。
日産ZEOD RCには、『リーフ』で培われたリチウムイオンバッテリー技術を導入。最高速300km/以上を可能にする。マシンのデザインは、2012年のルマンに参戦した日産『デルタウィング』のエアロダイナミクス技術を発展させたもの。
日産は将来、ルマン24時間レースの最高峰、LMP1クラスへの復帰を目指す。この日産ZEOD RCは、そのための技術を磨くプログラムの一環に位置付けられている。
すでに日産は、この ZEOD RCの初のサーキット走行テストを、英国で行うと発表済み。今回、このタイミングに合わせて、フランクフルトモーターショー13での公開となった。10月中旬には、日本の富士スピードウェイでのテストも控えている。