フォルクスワーゲングループに属し、スペインに本拠を置くセアトは9月9日(日本時間9月10日未明)、ドイツで開催したフランクフルトモーターショー13のプレビューイベント、「フォルクスワーゲングループナイト」において、新型『レオンST』をワールドプレミアした。
『レオン』は1999年、セアトの小型5ドアハッチバックモデルとしてデビュー。2012年9月のパリモーターショー12で発表された新型は、3世代目モデルとなる。
従来、新型のボディタイプは、5ドアハッチバックと3ドアハッチバックの『レオンSC』の2種類だった。今回、セアトが発表したレオンSTは、新型レオンのステーションワゴン版。
新型レオンSTには、新型レオンシリーズ同様、フォルクスワーゲングループが開発した新型モジュラープラットフォーム(車台)、「MQB」を採用。このプラットフォームは、従来よりもモジュラー化を促進。フォルクスワーゲングループの幅広い車種への導入を可能にした。すでにMQBは、新型フォルクスワーゲン『ゴルフ』や新型アウディ『A3』にも導入済み。
搭載エンジンは、ガソリンターボの「TSI」とターボディーゼルの「TDI」で、排気量は1.2‐2.0リットル。ベースグレードの車両重量は1233kg。MQBの効果で5ドア比45kg増に抑えられた。セアトは、「クラス最軽量のワゴン」と胸を張る。
新型レオンSTは、機能的な荷物スペースを備える。荷室容量は、後席を起こした通常状態で587リットル。後席を倒せば、最大で1470リットル(いずれもVDA計測法)に拡大する。