ホンダは9月5日、全面改良した新型『フィット』を発表した。ホンダのコンパクトカークラスの全世界オペレーションを担当する竹村宏参事は「ベンチマークをフォルクスワーゲンの『ゴルフ』に設定している」と言い切る。
竹村参事は「お客様の視点からすると競合車種は『ポロ』になるかもしれないが、我々の目からするとベンチマークをゴルフに設定することが大事なこと」と述べ、パッケージングを始め質感などゴルフを基準に開発、企画していることを明かした。
その一方で「国ごとに対抗機種は変える必要はある」とした上で、「インドなら現代自動車や三菱自動車のモデルであったりと、対抗車種はこの車だけというではなく、国ごとに競合ときちんと戦えるようにしている」と語る。
また新型フィットのターゲットユーザーについては「全員。性別を、あるいは人種をまたいで、年齢層だって本当に幅広い。2台目の車として持たれる方もいれば、免許取られて初めてわくわくして買ってくれるお客様もいれば…。ターゲットは全域。だからここがターゲットユーザーというのはない」と述べた。