9月1日、2013年FIA世界耐久選手権(WEC)第4戦サンパウロ6時間レースが、ブラジル・インテルラゴス・サーキットで開催された。トヨタ・レーシングの『TS030 HYBRID』は、スタートから30分ほど経過したところでリタイアとなった。
スタートを担当したのはステファン・サラザン。3番手グリッドからスタート、そのままの順位を保ち2台のアウディを追い上げつつあったが、26周目にクラッシュしてレースを終えた。
サラザンは26周目の第2コーナーを過ぎて緩やかな左コーナーで#32 LMP2カーを抜きにかかった時、その車両が突然姿勢を崩し、#8 TS030ハイブリッドに接触、コース外に押し出され、タイヤバリアにクラッシュした。
サラザンは壊れたボディ部品を除去し、ピットまで戻る努力をしたが、ダメージが激し過ぎ、クラッシュの現場から動かすことはできなかった。
トヨタ・レーシングは次戦となる第5戦オースチン6時間レースには、サンパウロと同じハイダウンフォース仕様のTS030ハイブリッドを持ち込み、シーズン後半に向けてアウディに戦いを挑む。