クライスラーグループ、全世界で49万台リコール…アクティブヘッドレストに不具合

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クライスラー200
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  • ジープ・リバティ(日本名:チェロキー)

米国の自動車大手、クライスラーグループは7月3日、全世界で販売したおよそ49万台について、リコール(回収・無償修理)を行うと発表した。

今回のリコールは、「アクティブヘッドレスト」の不具合によるもの。アクティブヘッドレストは追突された際、ヘッドレストを自動的に動かして、乗員がむち打ちになるのを低減する安全装備。マイクロコントローラーに設計上の不備があり、このアクティブヘッドレストが正常に作動しない恐れがある。

リコールの対象となるのは、2011‐2013年モデルのクライスラー『セブリング』『200』、ダッジ『アベンジャー』、ジープ『リバティ』(日本名:『チェロキー』)、2011‐2012年、モデルのダッジ『ナイトロ』。

リコール対象車のおよそ49万台の市場別の内訳は、米国が44万2000台で最多。以下、カナダが2万5000台、メキシコが1万2000台、NAFTA地域以外が1万2000台となる。

なお、クライスラーグループによると、この不具合による、事故や負傷者の報告はないという。クライスラーグループは対象車を保有する顧客と連絡を取り、車両を点検した上で必要に応じ、部品の交換またはソフトウェアのアップグレードを実施する。

《森脇稔》

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