英国の高級車メーカー、アストンマーチンが5月29日に発表した『V12ヴァンテージS』。同車の公式映像がネット上で公開された。
V12ヴァンテージSは、2009年に登場した『V12ヴァンテージ』の後継車に位置付けられる。V12ヴァンテージの性能を、さらに向上。その目的のために、エンジンのパワーアップを実施する。
「AM28」型と呼ばれる6.0リットルV型12気筒ガソリンエンジンは、最新世代のボッシュ製エンジンマネジメントを採用するなど、専用チューニングを実施。この結果、最大出力573ps/6750rpm、最大トルク63.2kgm/5750rpmを得た。V12ヴァンテージに対して、56ps、5.1kgm強化された計算。
トランスミッションは、新開発の7速「スポーツシフト」。V12ヴァンテージの6速MTよりも、25kg軽量化した。V12ヴァンテージS は、0-100km/h加速4秒以下、最高速330km/hという世界屈指のパフォーマンスを備える。
アストンマーチンによると、限定車の『One-77』(すでに完売)を除けば、歴代最速モデル。現行アストンマーチン最速のV12ヴァンテージSの映像は、動画共有サイト経由で見ることができる。