英国のマクラーレンにエンジンを供給することで、2015年のF1シーズンに復帰することを決めたホンダ。ホンダとマクラーレンの協力関係が、市販車にも及ぶ可能性が出てきた。これは5月21日、米国の有力自動車メディア、『モータートレンド』が報じたもの。同メディアのエドワード・ロー編集長が、期待的観測を込めて、「マクラーレンホンダ」のロードカー登場の可能性を伝えている。現在、マクラーレンオートモーティブは、市販スーパーカーとして、『MP4-12C』と『P1』を発表済み。MP4-12Cは、フェラーリ『458イタリア』やランボルギーニ『ガヤルド』をライバル視。P1は、その上のクラスのスーパーカーと競合する。ホンダとマクラーレンが、市販車を共同開発するとしたら、どのようなスポーツカーになるのか。同メディアによると、マクラーレンにとっての入門車となり、ポルシェ『911』をターゲットにしたモデルになるという。また、ホンダとマクラーレンの役割分担は、どうなるのか。同メディアは、「F1と同じく、マクラーレンがシャシーを設計。これにホンダが開発したエンジンを載せる」とレポート。果たして、同メディアが伝えるように、「POWERED by HONDA」を冠したマクラーレンの市販車は登場するのか。マクラーレンの現在のF1パートナー、メルセデスベンツが『SLRマクラーレン』を発売した前例があるだけに、可能性はゼロではないだろう。