3月の米国新車販売、3.4%増…日産がホンダを抜いて5位に浮上

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新型日産 パスファインダー
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民間調査会社のオートデータ社は4月2日、3月の米国新車販売の結果をまとめた。総販売台数は145万2946台。前年同月比は3.4%増と、22か月連続で前年実績を上回った。メーカー別では、日産がホンダを上回り、5位に浮上している。

米国ビッグ3では、首位のGMが24万5950台を販売。前年同月比は6.4%増と、8か月連続で前年実績を上回った。シボレーブランドの主力小型セダン、『クルーズ』が、7.7%増の2万3260台と、3か月ぶりに増加。中型クロスオーバー車の『エクイノックス』も、前年同月比4.7%増の2万0997台と引き続き好調だ。

2位のフォードモーターは、23万5643台を販売。前年同月比は5.7%増と、8か月連続の前年実績超えだ。主力ミドルセダンの『フュージョン』が、6%増の3万0284台と牽引。新型に切り替わった『エスケープ』も、17.6%増の2万8934台と、3か月連続で前年実績を上回った。ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』は、16.3%増の6万7513台。

クライスラーグループは4位。その販売台数は17万1606台で、前年同月比は5%増と36か月連続のプラスを維持した。大型ピックアップトラックの『ラム』が、25%増の3万3831台。クライスラーブランドでは、『200』が11%増の1万6593台と支持を集める。

日本メーカーのビッグ3では、3位のトヨタが20万5342台を販売。前年同月比は1%増と、16か月連続で前年実績を上回った。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、2011年秋に発売した新型が11.5%減の3万7663台と、2か月連続で減少。『カローラ』は11.1%増の3万1423台と好調を維持した。

日産はホンダを抜いて、2月の6位から、3月は5位へ浮上。その販売台数は3月の新記録となる13万7726台で、前年同月比は1%増と、2か月ぶりの前年実績超えだ。主力の『アルティマ』は3万7763台にとどまり、前年同月比は8%減と5か月連続のマイナス。しかし、小型セダンの『ヴァーサ』が2.1%増の1万5917台と、4か月連続で増加。SUVの新型『パスファインダー』は177.1%増の9071台と、高い伸びを維持している。

6位に後退したホンダは、13万6038台を販売。前年同月比は7.1%増と、2か月ぶりに前年実績を上回る。主力車の中では、『アコード』が、2012年9月半ばに新型を発売した効果で、36.4%増の3万6504台と、11か月連続で増加。一方、『CR‐V』は2万6897台にとどまり、前年同月比は12.9%減と、3か月連続で前年実績を下回った。『シビック』も、前年同月比1.9%減の2万7665台にとどまった。

《森脇稔》

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