自動車部品・用品の総合卸商社であるエンパイヤ自動車は、2013年4月に創業100周年を迎える。年2回のペースで開催されている展示会「EMCフェア」は、100周年記念を前面に押し出すものとなった。
2月22日と23日に東京流通センターで開催されるEMCフェアのテーマはエンパイヤ自動車の100周年記念。小間出展は72社、自動車部品、用品を手がける関連事業社約570社が来場予定としている。
出展用品は多岐に渡るが、数ある用品のなかでもロシアでの隕石落下をとらえていたドライブレコーダーはトピックとなっていた。広大な国土を持つロシアでは、車両にドライブレコーダーを搭載し、事故時の証拠として残す事が一般的。そのため多くの車両にドライブレコーダーが搭載されており、結果として今回の隕石落下を多くの車両のドライブレコーダーがとらえることとなった。
日本国内では、業務車両への搭載は進んでいるが、ここへきて一般のドライバーにもドライブレコーダーの搭載意識の高まりが見られるとし、エンパイヤ自動車では、各社10機種のドライブレコーダーを展示。製品の特徴のマトリクスなども用意した。ナビ・オーディオ分野では、三菱電機のDIATONE(ダイヤトーン)やケンウッドの彩速ナビなどが出展した。
メンテナンスコーナーでは、整備から入庫、診断、検索、部品選択というユーザーの導線を意識し、商品アピールと同時に商談の場を用意。バッテリーに関しては、安定した需要が期待できる消費材として特に力を入れて展示を行なった。
このほか、芳香剤や空気清浄機などの車内環境用商材や、ワイパーブレード、オイル、iPhone関連アクセサリーまで幅広く製品が並んだ。