1月14日、米国で開幕したデトロイトモーターショー13。GMのシボレーブランドのブースでは、新型『シルバラード』がワールドプレミアを飾った。
シルバラードは、シボレーのフルサイズピックアップトラック。フォードモーターの『Fシリーズ』やクライスラーグループの『ラム』と競合する。トヨタ『タンドラ』も、同じカテゴリーだ。
またシルバラードは、GMの米国最量販車でもある。2012年、シルバラードは米国で41万8312台を販売。新型投入を控えていたため、前年比は0.8%増と微増だった。それでも、米国の新車販売ランキングでは、フォードFシリーズの64万5316台に次ぐ堂々の2位。3位のトヨタ『カムリ』の40万4886台に、1万台あまりの差をつける。
そんなシルバラードの新型を、GMはデトロイトモーターショー13でワールドプレミア。大型ピックアップトラックといえども避けられない、環境対応への姿勢を鮮明にしたのが特徴だ。
その代表例が、4.3リットルV型6気筒ガソリン、5.3リットルおよび6.2リットルV型8気筒ガソリンの全3エンジンに、気筒休止システムと直噴システムを採用したこと。GMによると、「エコテック3」と命名された新エンジンは、先代よりもパワーを引き上げながら、燃費性能を向上させているという。