【ダイハツ ムーヴカスタムRS 試乗】リッターカーの存在を否定したくなる…諸星陽一

試乗記 国産車
ダイハツ・ムーヴカスタムRS
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ビッグマイナーチェンジを行い、燃費の向上や衝突回避支援の自動ブレーキシステムなどを採用した『ムーヴ』。

ムーヴには標準タイプのムーヴとスポーティ仕様のムーヴカスタムがある。ムーヴのエンジンはベーシックタイプが52馬力の3気筒自然吸気となるが、カスタムのRSというグレードにのみ64馬力のターボ仕様が搭載されている。

RSは今回のウリである自動ブレーキは装着されず、JC08モード燃費は25.2km/リットルと自然吸気の29.0km/リットルよりも1割以上悪い。しかし、64馬力という出力とリフレッシュされた足まわりが組み合わされた新しいカスタムRSは、ぜひとも紹介しておきたい1台なのだ。

ムーヴのボディはオーバークォリティではないかと思うほどしっかりしている。おそらく1リッター程度のエンジンを載せても、十分に耐えるだろう。

クルマを走らせると、動きにムダがない。アクセルを踏んでも、ブレーキを踏んでも、ハンドルを切っても、すべての操作がリニアにクルマに伝わる。これもボディがしっかりしているからにほかならない。

ボディのよさはいろいろなシチュエーションで発揮されるが、なによりもいいのは、乗り心地と快適性。荒れた路面を走っていても、ボディがきしむような感覚がない。軽自動車特有のボディのどこかがゆるんでいるようなフィーリングがないのだ。

このしっかり感は安心感へとつながり、スポーティにクルマを走らせようという気を起こさせてくれる。現行の軽自動車のなかでは、抜群の性能と言っていい。

5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活躍中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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