日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティが1月14日、米国で開幕したデトロイトモーターショー13でワールドプレミアした『Q50』。この日産『スカイライン』後継車の開発テストの映像が、ネット上で公開されている。
この映像は1月17日、インフィニティが公式サイトにアップしたもの。インフィニティQ50のハイブリッドグレードが、ドイツ・ニュルブルクリンクで開発テストを行う映像だ。
Q50の「インフィニティ・ダイレクト・レスポンス・ハイブリッド」と呼ばれるシステムは、3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジンを基本に、「デュアルクラッチコントロール」と称する1モーター2クラッチ方式のフルハイブリッドシステム。
このシステムは、駆動用と回生用を兼ねた1つのモーターとエンジン、トランスミッションを2つのクラッチでダイレクトに接続したパラレルハイブリッドシステムに、高出力のリチウムイオンバッテリーの組み合わせ。エンジンの最大出力は296ps、最大トルクは35.2kgm、モーターの最大出力は67ps、最大トルクは27.5kgm。ハイブリッドシステムトータルでは、354psのパワーを発生する。
なおテストの段階では、公式発表前のため、車体には厳重なカモフラージュが。レッドブルF1のセバスチャン・ブエミ選手による開発テストの様子は、動画共有サイト経由で見ることができる。