フォルクスワーゲングループは11月16日、10月の世界新車販売の結果を公表した。アウディやセアト、シュコダを含むグループ全体の総販売台数は、78万8700台。前年同月比は14.6%増と、2か月ぶりの2桁増となった。
2012年1-10月実績は、前年同期比10.2%増の750万台と、初の700万台超え。市場別では、単一国としては最大市場の中国(香港を含む)が、『ラヴィダ」が牽引して、前年同期比19.6%増の226万台と好調。中国を含めたアジア太平洋地域では、19%増の256万台を販売する。
また北米は、前年同期比25.4%増の68万1200台。このうち米国は、33.5%増の48万1100台と大きく伸びた。これは、北米専用セダンの新型『パサート』投入の効果が大きい。
また欧州は、前年同期比0.9%増の310万台と微増。このうち、西欧(ドイツを除く)は信用不安の影響で、5.8%減の157万台にとどまった。一方、地元のドイツは3.5%増の99万4500台と前年実績を超えている。
ブランド別では、フォルクスワーゲン乗用車部門が前年同期比11.2%増の472万台。アウディは12.9%増の122万台、シュコダは7.2%増の79万5100台と好調を維持する。しかし、セアトは9.8%減の26万5200台と落ち込んだ。