ホンダから発売された『N-ONE』はツートンカラーなど、多彩なカラーバリエーションが特徴のひとつだ。
本田技術研究所四輪R&Dセンターデザイン開発室3スタジオの齋藤康子さんは、「ツートンカラーにすることは手法的に新しいことではありません。しかし、カラーバリエーションが楽しく見えるカラーリングだと思っています」と話す。カラーのコンセプトもTimeless N Designだ。「年齢層等幅広いターゲットですので、様々なユーザーに楽しく選んでもらえるようなバリエーションを増やすことを考えました」
齋藤さんは、N-ONE自体、色々なカラーが似合うモデルで、個人的にカラーをデザインしていても楽しかったという。「新色でイノセントブルーという彩度の高いビビットなブルーを創りました。ノーマルの白ルーフにイノセントブルーの組み合わせがN-ONEらしいです。海にいる風景が思い浮かぶなど、シチュエーションを感じてもらえる色ですね」と笑う。
インテリアについて、「ノーマルモデルでは、普遍的な千鳥柄を入れました。ちょっとキルティング風に見えるようなデザインにしています。これも、年齢を問わず長く使えるという意味を持たせています」と語った。