N-ONEのエンジンは、「N」シリーズ向けに新開発したDOHCエンジンと、これにターボチャジャーを搭載した2タイプとなる。そして、ターボ搭載モデルは「ツアラー」(Tourer)という呼称で統一した。
開発責任者の浅木泰昭・本田技術研究所主任研究員は、「ダウンサイジング過給によって力強い加速感と低燃費を両立させた。従来の軽ターボ車が高級装備としての過給機という位置付けだったのと一線を画す意味での『ツアラー』にした」と解説する。
燃費と発進加速を座標軸にしてプロットすると、ツアラータイプは1.3リットル車と軽を合わせてトップクラスの位置に付けるという。また、静粛性についても「軽の常識を超える防音材や遮音材を採用」したことで、ツアラーについては同社の1.3リットルの『フィット』を超えるレベルを確保している。