【ルノー カングー 試乗】ボディの拡幅で室内空間は豊かさを増した…島崎七生人

試乗記 輸入車
ルノー・カングー クルール(ベージュカマルグ)
  • ルノー・カングー クルール(ベージュカマルグ)
  • ルノー・カングー クルール(ブルーエクスプレス)
  • ルノー・カングー
  • ルノー・カングーイマージュ
  • ルノー・カングー(東京オートサロン12)
  • ルノー・カングー(東京オートサロン12)

11月30日までオプション10万円分プレゼント等のキャンペーン中のルノー『カングー』。このクルマの魅力はやはり、国産上級ミニバンをも凌ぐ室内の広々感だ。

現行モデルはコンパクトだった先代に対し200mmも全幅を拡幅した。理由はユーロパレット(1200×1000mm)が載るようにし、「家族で乗ると少し狭い」の欧州のユーザーの声に応えるためだった。効果は覿面(てきめん)で、3人掛けの後席でも余裕は十分。レポーターは「自宅のウォークインクローゼットより広いかも」と思ったほどだ。「部屋」を意味する車名の日本車があったが、カングーこそ、まさに部屋が走っているようだ。

高い天井を活かした頭上の棚や収納は健在。便利なダブルバックドアは、通常操作で車幅内まで開き、ロックレバーを解除すればほぼ180度まで開けられる。床面は大人の膝程度の低さだから、重たいもの、嵩張る荷物の載せ降ろしも楽だ。

シューン!とさわやかな回りかたの1.6リットルエンジン(105ps/15.1kg-m)も、カングーには十分。車高はあるが、低重心でフラットな乗り心地も、相変わらずの心地よさだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年より『GOLD CARトップ・ニューカー速報』の取材/執筆を皮切りにフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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